らんざんはかつて桓武天皇が行幸された大堰離宮跡と推定され、古(いにしえ)より多くの貴人・都人が訪れた地です。

京の歳時記
水無月〈六月〉

イベント情報 
京都観光マップ

  • 1日貴船祭り

    貴船神社

    水の神を祀る同社の最大の例祭。水への感謝と五穀豊穣を祈る。11時から祭典、水色の衣を羽織った女官が笛や笙に合わせてゆったりと乙女の舞を舞う。午後、神輿が本宮から氏子町内、奥宮までを巡行する。祭典の後、1000本の祓い串を手に「おせんどんどん」と声をかけあいながら船形石の周りを廻る、子供千度詣が行われる。続いて1斗分の招福餅まきやヤマタノオロチ退治神話を神楽にした出雲神楽が奉納され、神楽は大蛇が口から火を噴くさまを演じるので勇壮である。

  • 5月末~6月末迄あじさい祭り

    藤森神社

    約5千平方メートルに40種、3500株程のあじさいが咲く同神社の紫陽花苑は4月~7月上旬まで開苑される。

  • 10日お田植祭

    伏見稲荷大社

    4月の水口祭りでまいた種から育った早苗を神田に植える行事。13時、本殿に早苗を供えて田植祭が行われカザミ装束の神楽女が御田舞を舞う。神田斎場で再び御田舞が舞われ楽の流れるなか水色の着物に、茜だすき、手甲、御絆姿の田人たちが神田に苗を植える。

  • 20日竹伐り会式

    鞍馬寺

    水への感謝と破邪顕正の祈りを込めて行なわれる行事。14時から大蛇に見立てた5メートルほどの青竹を、近江座と丹波座の2組に分かれた僧兵が導師の合図で、「オー」と気合もろとも、一斉に5段にたち伐る。その伐る早さを競い勝敗の結果で豊凶を占う。十数秒で終わる。僧兵は浅埜黒の素絹を着用し、玉だすきを取り、武者わらじをはき、腰に一刀をはさみ頭には五条袈裟を弁慶かぶりにした勇ましい姿で昔の僧兵そのままの姿をする。

  • 30日夏越祓

    上賀茂神社 賀茂別雷神社

    10時、水無月大祓え式・夏越し神事が行なわれた後、参拝者は茅の輪をくぐって罪穢れを祓う。20時、雅楽が奏でられる中、神職等が茅の輪をくぐり奈良の小川「橋殿」へ進み、歌が朗詠され、大祓詞の奏上とともに、人形が篝火の揺らぐ奈良の小川に投流され、祈願者の一切の罪が祓い清められる。この後参拝者が茅の輪をくぐる。

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